2018年10月13日

借り方マニュアル「STEP6」

STEP.6 部屋の内見

さていよいよ実際に物件の内見(下見)に行こう。このとき注意したい項目は、チェックポイントとして表にまとめたので詳しくはそちらを参照して。ただ来店して見せてもらった間取りやその物件の概要(立地とか築年数など)などの情報を、実際自分の目で確かめるために内見するので、書類ではわからない点(実際の日当たりや周囲の環境、建物が傾いていないか、方角は本当に南向きかどうか磁石で測ってみるなど)を重点的に確認することが大切。

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そして、内見の際に持っていくと便利なものは、メジャー(家具が実際に入るかどうか)、磁石(もちろん方角を見るため)にビー玉(部屋の傾斜をチェック)の3つ。

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実際見てみてポイントの高い物件を挙げるなら、たとえばお風呂に窓がある物件、隣室との間に収納スペースがあり生活音が響かないですむ物件、家電製品をたくさん持っている人には便利なコンセントの多い物件、背の低い人に嬉しい、ブレーカーやキッチン上の棚が低めの位置にある物件、というように物件と人によってそれこそ千差万別、いろいろなケースが考えられるので、目を皿のようにしてチェックしよう。

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また行きは仲介店の人に車で連れていってもらうことが多いと思うので、帰りは自分で最寄りの駅まで歩いてみることも大切。とくに女性の場合、駅からの道が夜はどうなるかが肝心。暗くて人通りもないようなら遅くなったとき危ないので要注意! 必ず夜もチェックして。

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室内事前にもらってあった情報と実際の間取りや設備概要に相違はないか日当たり、方角はどうか。実際に何時ごろまで日が照っているか自分が持っている家具は、この部屋に入るかどうか周囲の生活騒音はどの程度か。また気になる臭いはないか収納スペースはどの程度あるのか、またそれは押し入れかクローゼットか。中の仕切りは使いやすいか部屋の中にコンセントやテレビ端子などが十分あるかキッチンの棚や調理台、洗面台の高さは自分の身長に合うか給湯設備などは実際すぐ使えるようになっているか、水やお湯の出方や流れ具合はどうか周囲にどんな人が住んでいるのか。その家族構成など周辺道路が大変うるさい場合、窓が開けられないくらいかどうか(窓が二重になっているかどうか床はフローリングか、壁紙はビニールクロスかどうか湿気はどの程度か(カビははえやすいか)、窓を開けて風が部屋の中を通りやすいかとくに女性で1階の物件の場合、外から部屋の中を覗かれないように目隠しなどがあるか

建物敷地内エントランスホールや廊下、エレベーターなどの共有部分がきちんと管理されているかゴミ袋が乱雑に、時間外に置かれていないか、ゴミ置き場がきれいになっているか駐車場、駐輪場の有無、建物からどのくらい離れているか、屋根は付いているかどうか

駅から物件までの間必ず自分で歩いて、何分かかったか途中の道にコンビニ・スーパー・病院・銀行などの生活関連施設がどのぐらいあったか商店や病院の場合、営業時間もチェックしておくこと夜道の場合、人通りや街灯が少ないなど、防犯上気になるところがないか交通の便、バス便の場合はその本数、バス専用レーンの路線か、深夜バスが走っているか。自転車や車で駅まで行く場合、交通量やその先に橋があるかどうか、路上駐車をきちんと取り締まる主要幹線かどうか、駅の近くに駐車場・駐輪場があるか。出勤・帰宅時の電車の本数、ラッシュ時の混雑度など、また遅くなったときの本数、タクシーの有無など

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借り方マニュアル「STEP7」

STEP.7 入居申し込み

内見の結果、借りる物件が決まったら、仲介店にその意思表示を行う。仲介店は借りたい人の詳細をその物件の大家さんに紹介することになるので、借りる人は入居申込書に記入する。 「この物件を借りたいので、他の人にここを紹介しないでほしい」という意思表示として家賃1カ月分相当の申し込み金・預り金(正式な契約時に契約金に充当)を払うことも。

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入居申し込みを行って、大体1週間ぐらいで大家さんの入居審査の結果が出てくることになっている。無事パスしたら、いよいよ契約に向けて準備開始!

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借り方マニュアル「STEP8」

STEP.8 書類・契約金

まず契約日を決める。通常申し込み、ないしは入居審査が通った時点から1~2週間以内に行われるのが普通だが、新婚さんなどで家具の搬入などにタイミングがある場合など特別な事情があれば相談してみよう。新築の場合は工事の進捗状態があるので、物件完成の直前に行われることが多い。

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このとき契約に必要な書類・契約金が提示されるので、契約日までに用意しなければならない(契約に必要な書類などは下に示した)。保証人の印鑑証明書などは、遠くから取り寄せることになるかもしれないので、早めに依頼しておかないと契約日に間に合わないことも。

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また物件によっては、契約日に保証人の立ち会いが求められる場合もある。そういう物件の場合は、保証人の都合も勘案して契約日を決めるべきだろう。

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事前に用意するもの借りる人の住民票(入居する全員の記載のあるもの)借りる人の収入を証明する書類(源泉徴収票など)保証人の印鑑証明書(連帯保証人不要システムを使える物件も有り)社員証+健康保険証 又は 運転免許証+健康保険証
(口座振替申込用預金通帳)
(銀行届出印)

契約日当日上記の書類印鑑証明に記載された本人の印鑑保証人が立ち会わない場合、あらかじめ保証人に署名・押印してもらった契約書契約金(前家賃・敷金・礼金・仲介手数料など)契約用印鑑
※これらの必要書類等は、物件・契約内容等により多少異なります。必ず事前に仲介店にご確認ください。

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借り方マニュアル「STEP9」

STEP.9 契約をする

契約日には、基本的には貸主である大家さんと、仲介を行う不動産会社の担当者、そして借主の三者が揃う。保証人立ち会いなら、保証人を入れて四者となる。だが、実際には不動産会社が貸主の代理となり、借主と二者で契約を行うケースが多い。

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いずれにしても借主が契約を交わすのは、不動産会社の宅地建物取引主任者に重要事項の説明を 受けてから。これは、これから借りようとする物件の詳細、契約内容についての説明なので少しでも疑問に 思っていることは質問し、その場で説明を受けるようにしよう。

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そして、契約書すべての内容を理解してから、初めて印鑑を押すように。訳が分からないまま契 約したから、と後で契約内容をめぐってトラブルが起こっても、そんな理由は通らないことが多いので要注意。

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とくに契約書で注意しなければならないのが、禁止事項と特約事項。禁止事項で多いのはペット や石油ストーブ禁止、ピアノ持ち込み不可、室内を許可なく改装しない、居住用に借りているので仕事で使 ってはいけないなど。どうしても気になる禁止事項があるなら、仲介業者に相談して、大家さんに交渉してもらおう。

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特約あるいは別記事項という形で最近多いのが、退去時の原状復帰の具体的な約束ごと。負担の 割合が決められていることが多いが、よく見ないと借主が負担しなくてもいいようなものまで記載されていることも。入るときに出て行くときのことまで、と思うかもしれないが、これも最近トラブルになっているケースが多いので要注意! 基本的には部屋や建物の造作に関わる部分の修繕、原状復帰(風呂釜や給湯器 など)は貸主の負担。問題になるのは、壁紙の張り替えや畳の打ち直しなどで、これをどちらが負担するかは借主の住み方次第なので、どちらの負担かは契約時に確認すること。経年変化による消耗を除く、故意による破損などは借主の負担になる。

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また、特に確認が必要なのが、契約の解除、更新についての条項。次の住み替えのときにいつま でに契約の解除を通告しなければならないか、さらに、更新の場合、更新料の有無などもぜひ確認しておきたい。

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すべてに納得がいった時点で、署名・捺印しよう。

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借り方マニュアル「STEP10」

STEP.10 物件引き渡し

契約書は貸主・借主ともに1部ずつ受け取って、契約金を支払えばその領収証や預かり証を書いてくれるのでそれも受け取ると、やっと新居の鍵がもらえる。 さあ、いよいよ引っ越しに向けて忙しくなるぞ!

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